システム癌新次元

がんシステムの新次元俯瞰と攻略

文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究 (研究領域提案型)(複合領域:4701)
研究期間:平成27年度~31年度

 

新学術領域研究「システム癌新次元」公募研究のご案内(平成30年度)

領域略称名: システム癌新次元        領域番号 : 4701
設定期間 : 平成27年度~平成31年度   領域代表者: 宮野 悟
所属機関 : 東京大学医科学研究所

平成30年度の公募研究を募りますのでご案内申し上げます。
-以下、公募要領 別表5 新学術領域研究(研究領域提案型)の研究概要(62ページ)より転載-

本領域は、新学術領域研究「システムがん」(平成22~26年度)の成果と戦略に基づき、がんの発生進化と多様性、胚・体細胞 の遺伝学的多様性、ノンコーディングRNAのシステム的機能、エピゲノム、加齢やがん化で起きる細胞文脈の理解、がん細胞が免疫系を逃れるメカニズムなど、がんの生体時空間にわたるシステム的統合理解を深化させることを目的とする。推進の鍵は、スパコンを駆使した大規模データ解析、数理モデリング、遺伝統計解析などの手法に加え、自然言語処理や機械学習等の人工知能(AI)の活用である。がんの先端研究は、こうした革新的情報技術を融合し、今までのパラダイムから昇華し、がんの全体像を俯瞰した上で、個々人のがんの細部へと時空間的に自在にシャトルする術を獲得することが不可避になっている。この方向は、同時に、ビッグデータがもたらす未遭遇の課題とがん研究との整合性を図り、今後のがんゲノム研究・医療を支え、時に対峙しうる新たなELSI研究を必要としている。本領域では、がんを端緒にし、他分野への波及効果も期待している。

公募研究は、他の学問分野で培われた叡智や新たな技術を推進力として導入し、A01 及び A02 の計画研究とシナジーを生み出して実施するもので、がん研究の実績の有無は問わず、連携は本領域総括班が指導する。精神的に若い研究者の参加を期待する。「昨日のように今日研究すれば明日はきっと今日のように生きられる」と考える研究者は不要である。各研究項目のキーワード例を示すが限定するものではなく横断的内容であることが望ましい。

  • A01:がんの発生・進化・多様性の解明、ノンコーディングゲノム領 域の関与・エピゲノムのシステム的理解、加齢と細胞文脈。
  • A02:大規模高次元データ解析技術、AIによる解析結果の翻訳・解釈 技術、人文・社会科学系研究。独創的なAI及びがんELSI研究は下表の応募上限額の制約を受けない。
研究項目 応募上限額(単年度) 採択目安件数
A01 がんのシステム的統合理解の新展開 420万円 5件
A02 がんビッグデータ ― 情報解析の革新とELSI 500万円 6件

 公募要領 

 お問い合わせ 

miyanolab-jimu@edelweiss.hgc.jp
※アットマークは半角に変えてください。 

過去の募集
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