以前のリビジョンの文書です
A02-1-18
研究室ホームページ http://www.nagoya-sysbiol.info
これまでの大規模がんゲノム研究に加えて、近年、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC-MS/MS)の飛躍的進歩により、がん組織に対する大規模プロテオームおよび翻訳後修飾データを高スループットに取得することが可能となり、がんゲノム異常・発現異常がどのような形で翻訳後修飾・プロテオームのレベルで変化をもたらし、表現型を規定しているのかについての機序を俯瞰的に描出することを目的としたプロテオゲノム解析が課題となっています。本研究課題では、プロテオーム解析、ゲノム解析、プロテオゲノム臨床応用のエキスパートを結集し、国内に先駆けて大規模プロテオゲノムデータ解析基盤の
構築を行います。
特に以下の3 点を重点的に行います。
現在、すでにプロテオゲオム解析パイプラインのパイロット版を東京医科学研究所ヒトゲノム解析センターShirokane3 上に実装・検証しており、さらに腎癌100 例のプロテオゲノ ムデータの取得を進めています。